生涯現役ベーシスト、松長誠です

暖かくなりましたね。
ドカ雪が降るなんて声もききましたけど
凍り付くように感じる寒さって
ほんのわずかしかなかったように感じます。

そんな今夜はメモリーズ、
ゲストは言うまでもありませんが、
あのリチャードさん率いるダイアモンドドックスさんです。

いやはや、観る側としては本当に久々のメモリーズ、
魅たい！って思えるようなシンガーがいなかったり
還暦突破ですっかり夜に弱くなってしまったりで（苦笑）
特に夜店系のライブハウスへ出向く回数が激減しています。

一昨年まではメモリーズも6回ステージの
深夜2時30分頃までの営業形態を守っていました。

これ、もし今も続いていたとしても
最終ステージまで、体力的にとても無理というか、
翌日の心配やら、体調の崩れが怖くなって
よほどのことがない限りは躊躇してしまうと思うんです。

僕なんかは、まだまだ夜は遅い方かと思うんですが、
うーん、それでも歳はとりたくないなぁって
しみじみと思っちゃいますよね、ほんとに（泣）

さてさて、またまた前が長くなりましたが
もしかしたら半年ぶりくらい、いやそれ以上？
くらいにご無沙汰でしたが
このバンドは相も変わらず、学ぶべきところが多いです。

チャッキーさん脱退後のベーシストも超絶で
僕はとても好きなタイプなのですが、
上手い下手ではなく、サウンドは大きな変化を感じます。

これはもう、男女の違いなのかもしれませんが
優しさが骨っぽさに変化したみたいな、
あまり上手く言えませんが、そんな風に伝わってきます。

ベースという楽器は、地味な印象ももたれがちですが、
全体のサウンドを変えてしまうくらいの
存在のデカイ楽器なんだなぁって思います。

まぁ、優しさも骨っぽさも、
このバンドはどちらも素晴らしいと感じます。

毎度ですが、ラナさんのサービス精神、
全力投球のパフォーマンスは尊敬に値しますし
バンマスの温かさは心地よさへ誘ってくれます。
夫婦的クロストークはいつおききしても楽しいです。

そしてこのバンドは、常にリクエストを最優先し、
時には1ステージ全曲リクエスト、なんてこともあるのですが、
驚くべきところは、急遽そんな風にセトリが変化しても
全体の流れを全く失わないという、
これ、当たり前のように観ていますが、ものすごいことなんです。

技術的なことで言えば
上手ければ何でも臨機応変に出来ますが
バンド全体の流れやスピード感を
常にいい形で保つということは、
なかなか出来ることではありません。

やはり、見習うべきところが多いんです。
この心地よさならば、もし6ステージあったとしても
還暦突破を忘れて魅てしまうと思います。

お疲れさまでした。